2011年5月22日日曜日

6月の和菓子

6月の和菓子

水無月
6月晦日(30日)に食べると病気をしないと言われるお菓子です。
始まりは京都の風習であったということです。冷蔵庫、冷凍庫がなかった頃は天然の氷雪を氷室に貯えて氷を保存していました。気温が上がれば氷は溶けてだんだん小さく小さくなってしまいます。
氷は貴重品だったのです。
6月30日にその氷を宮中に献上する儀式がありました。
しかし、一般に は夏季に氷を得る事ができなかったので
形を氷になぞらえたお菓子を作ってそれを食べることで儀式を真似て、
悪疫を防ぎ災難を除くおまじないとしました。


小麦まんじゅう
別名「田植え饅頭」とも呼ばれます。
田植え作業のおやつとして農家で作られたものです。
小麦粉のお団子で餡を包んだシンプルな饅頭が、
この時期の気候にぴったり合っているようです。

新小麦の収穫されるこの時期ならではの素朴なお菓子です。

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